サイトリニューアルの注意点

コンテンツはなるべく移す。リダイレクトを丁寧にかける。見た目や動作のチェックだけでなく、 HTMLのチェックも 制作会社にデザインデータを握られないようにしましょう。

サイトリニューアルはアクセス減を起こすことが多いです。

Webサイトは一度作れば永遠に使えるというものではありません。デザインが古臭くなってしまったり、コンテンツや取扱サービスが増えてナビゲーションが難しくなったりと、 様々な事情でリニューアルの必要が生じます。およそ2~3 年ごとにリニューアルすることが多いので はないでしょうか。サイトリニューアルは手間のかかるものですが、旧サイトでは実現できなかった機能や要素をつけ加えるチャンスでもあります。あんな機能を盛り込みたい、こんな要素を追加したいと、夢が膨らむ楽しい作業でもあります。しかし、リニューアルにはリスクが伴います。リニューアル後にアクセス数を落としてしまうケースが非常に多いのです。ここでは、リニューアルでアクセス数を下げる主な要因と対策を紹介します。コンテンツはなるべく捨てずに引き継ぎましょう。サイトを一新するのだから、古いコンテンツ (Web ぺージ)は消してしまおうと一気にコンテンツを捨ててしまうケースをしばしばですが、これは非常にもったいないです。一度検索エンジンにインデックスされたWebぺージは、なんらかの形で Googleの評価を受けています。古いぺージだからと捨ててしまうのは、そのぺージについているGoogle からの評価も一緒に捨ててしまうことになります。検索流入数が非常に少ないときは 捨てても支障ありませんが、基本的には、なるべくすべてのコンテンツを移植するつもりでリニューアルを実施してください。内容が古くて問題があるのであれば、最新の内容に書き換えればよいだけです。

新旧サイトで対応するページごとに 301 リダイレクトを実施します。リダイレクトに対する意識が乏しいケースもよく目にします。特に、 以前のサイト制作を担当した事業者とは別の事業者にリニューアルを依頼した際に見落とされやすいものです。リダイレクトとは、ユーザーがアクセスしようとしたURLを、別の URL に転送することで、旧サイト と新サイトでアドレスが異なる場合には必須の対応です。 リニューアル時には、内容が対応するぺージごとに可能な限り301 リダイレクトをかけてください。まったく同じぺージが存在しないときは、なるべく内容が近いぺージヘリダ イレク卜をしましょう。 301 リダイレクトをしていないと、旧ぺージについていた評価を失ってしまいます。また、そのぺージが外部からリンクされていたときには、そのリンクをたどってきたユーザーに迷惑をか けることになります。 また、エンジニアに指示をするときは301 リダイレクトという伝え 方をしてください。単にリダイレクトとだけ指示を出すと、別の形式 のリダイレクトをされてしまうことがあります。

見た目や動作だけでなく、 HTMLのチェックも行いましょう。 見た目や動作だけでなく、 HTMLのチェツクもきちんと行ってください。 title タグが全ページ共通になっていたり、 h タグがどこにもなかったりする事例は頻繁に目にします。

品質のよくない制作会社に依頼すると起きやすいので注意が必要です。かつて、 hタグを加えて欲しいと指示をしたら、「フッターに入れればよいかと返されて言葉を失ったことがあります。そうしたミスによって損害を被るのは制作会社ではなく、運営者自身です。自ら責任をもって詳細にチェツクをしてください。

リニューアル時にはデザインデータも納品してもらうことが必須です。

これは SEO対策にまつわることではありませんが、制作会社に外注して リニューアルを行う場合には、デザインデータ (Photoshop Illustrator で作成した元データ)もあわせて納品してもらうようにしてください。 デザインデータがないと、その後の改修や修正が困難になる場合があります。 制作会社の中には、デザインデータを渡してくれないところが珍しく ありません。デザインデータを握られてしまっているせいで、その会社以外へ制作業務を発注できなくなってしまい、制作コストの高騰や、リリース速度の低下などの問題が生じやすくなります。見積りの段階でデザインデータの納品を約束してもらうことを推奨します。